ユーカリ・タンゴ Youkali Tango
クルト・ヴァイル Kurt Weill 作詞 ロジェ・フェルネ Roger Fernay
Duo Image Songs
歌 松坂多恵子 ピアノ にしかわまこと
1930年代ヴァイルはナチス政権から逃れるためにパリに亡命します。ユーカリタンゴは、亡命中の1934年に作曲されたものです。ヴァイルの亡命者としての夢や理想、不安を象徴するような曲ですね。
フランスの劇作家ジャック・ドゥヴァルの作品のために書いた「ユーカリ」。
歌劇「マリーギャランテ」の挿入歌としてつくられ、のちにロジェ・フェルネが歌詞をつけました。ユーカリは桃源郷。愛に溢れ約束は守られ、全ての人が公平な島。でもこの世にはありはしない島、ユーカリ。
美しく切ないメロデーで、とても好きな曲です。
曲の冒頭、翻訳されたものを参考にして、自分で書いた詩を朗読しています。
幻想の夢のイメージで綴られるユーカリ・タンゴ。
どうぞお聴きくださいませね。
私の彷徨う⼩⾈は
この世の果ての⼩さな島に辿り着いた
妖精たちのお出迎え
美しい島をひと回りしてご覧って。
そこはユーカリ
美しい愛に溢れ
喜びに満ち
全ての⼈が公平で
約束が守られる島
全ての⼈々が抱いている希望
明⽇こそはと待ちわびる救い
でもそんな島はこの世にはありはしない
ユーカリは夢であり 幻想であり 恐れなのだ
うんざりするような疲れ果てた私たちの⼈⽣
忘却をあちこち求めた魂は
安息と神秘、夢を求めて
どこかのユーカリの島を探しだす
まるで夢の中に潜り込むように
ユーカリは夢、幻想、恐れなのだ・・・